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カテゴリ:book( 187 )

始めることと止めること

冨山さんの『これがガバナンス経営だ!』を読んだ。

とてもいい本だ。何より刺激的だ。馴れ合い経営をやめて、経営判断をする、つまり、儲かっていないものをやめる決断ができる経営を行うために、取締役会に社外取締役を入れて、しっかりチェック機能が働くようにすることが必要なことを、具体的な理由から積み上げていく。
何よりこの本が好著だと思うのは、日本企業の問題点は、売上高利益率が低いことを明確に指摘している点だ。ROEという指標を見る中で、財務レバレッジや総資本回転率は欧米企業と変わらないのに、結局、儲けられていないことが低ROEに結びついている点を明確にしている。儲かることに注力せずに、過去の栄光に縛られ、既に過去の事業になっていることをいつまでもやっているということだ。そしてその背景にあるのが、機能していない取締役会であることを紐解いていく。

経営は始めることではなくて、止めることなのかもしれない。もちろん新規投資は大切だ。総張りという状況自体は否定しない。リスクの絶対量が管理されている限り、より多くの新規投資対象があることは悪いことではない。問題は、その後だ。あるいは、既存の儲かっていない事業をどうするか?ということが重要なのだろう。

本書で触れられていた伊藤レポートについても大変勉強になる。レポートが提唱するROE8%を目標とする経営手法は、レポートにある通り、その前提として長期的視点に立った株式投資を行う株主が欠かせないし、その意味でROE8%というのはあくまで投資家からの意見でしかない面もある。ただ、重要なのは、経営側が、その指標をベンチマークに事業の統廃合というダイナミックな経営判断を行えるかどうかだと思う。その意味で、恐らく今の株式会社日本が取り組むことは、過去の栄光事業を捨てて、本質的にチャレンジをすることだと感じる。諦めるのとは違うけれども、やはり昨今、不正会計が行われてしまった企業は、結果として、不採算事業を切り離すことをいわば強制的に行うことになったと思う。それは、実は他の多くの企業にとっては、強制力なく自分自身で取り組む必要があるし、場合によって痛みも伴うのだろう。ただ、それでも次に進む勇気が求められていると思う。

ところで、本書では青木昌彦が何度か取り上げられていてそれはそれでとても勉強になった。宇沢もそうだが、制度比較の視点は本当に素晴らしい視座だと改めて感じた。今後、アジアの新興国などでもこういった研究蓄積が行われていくと、より大切なものが見えてくるようにも思った。

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by myaquarium | 2016-07-03 21:59 | book

ドライブ

藤代 冥砂の小説。官能小説?というレッテルもあるし、まー内容もそう言えなくもないけど、思った以上に良く書けてるな〜となんか感心した。単行本のサイズで4ページほどを一話として、きちんと纏められていて素晴らしい。

西湖バイパス?って西湘バイパス?とかちょっと思うこともあるけど、空間の広がりは、短くとも映画になりそうなそんな気がしました。

何か強烈に伝えたいことがあるとかでもないし、正直かなり、ファイナンスの香りのする作品ばかりだけど、でもそれでもそれが悪臭にならないのは、舞台になっている東京という現実が、既に腐臭に満ちているから、というよりは、筆者の実力なきがする。つまり、フィクションという現実を、しっかりと切り取っている。

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by myaquarium | 2016-01-16 21:47 | book

国境の南、太陽の西

ダメだ。。。何か深いものがあるかもしれないと諦めずに最後まで読んだけど。
読み終わった時に、「くだらなねー」とお風呂で叫んでしまった。

ハジメくんは、シンジくんかと。37歳として語らせるかと・・・。いっそ青春小説だったら腑に落ちるかもしれないけど、まだ読み終わっていないけどちょうど併読してるリョサと比べるとなんか、レベルがまったく違う。或いは、結局のところ、日本の小説はガラパゴスそのものなのかと。サンリオピューロランドの良い意味でも悪い意味でも、特異なものと感じざるを得ない感覚というか。

多分、「悪」の不在が、本質的なことが欠けていると感じる原因なのかなと思う。言い訳の出来ない絶対的な「悪」は、作り話であればこそ、輝きを放ち、普遍的な「善」を感じることに繋がるし、その二面性が、紆余曲折はあれど結局、人の性そのものだと思う。原罪というほど宗教的な話でもないけれども、そういう意味で、人の美しさは、答えのない悩む姿そのものに照射されるべきだし、悟りを開くのだとしても、その悟りの背景には、言い訳の効かない逃げ道のない容赦ない「悪」があるように思う。ハジメくんには逃げ道が多すぎる。

それともこれは天国で読むとくだらなくないのか。もう少し自分自身に修行が必要なのかもしれないと思わせる一冊でした。



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by myaquarium | 2016-01-14 23:02 | book

ここは退屈迎えに来て

山内マリコの本は初めて読んだ。同じ歳ということもあり、書いてあることの背景というか時代感はよく分かる。自分自身も、中高大と、東京を迂回するように暮らしていたので、東京との距離感とか、ファスト風土とかもよく分かる。
着眼点も面白いと思うし、読みやすい。ふわーっとした結果的に上辺だけの会話のやり取りの小気味よさは、逆に自分には残酷さを感じた。自分が別に人生の機微をわかってるとかそういうことが言いたいのでもなくて、とは言え、折角、プロの小説家として描くなら、もう少し深い話にならないのかな、ということが気になった。たまたまかもしれないけれど、併読していた龍應台と比べてしまうと、何というか、良く言えば儚い、悪く言えば浅い。

それにしても、こんなにセックスという話題を持ち出さないと、そもそもストーリーを紡げないのだろうか・・・。ただ、これが、普通というか、仮に小説家というプロフェッショナルの人たちでさえ、こういうことでしかないのだとすれば、自分の感覚の方がずれているのかもしれない。

ファスト文学とでもいうべき現実は、多分厳然とそこにあるわけで。どこか切ない。
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by myaquarium | 2015-09-27 21:18 | book

愛と暴力の戦後とその後

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新書ではなく、文庫本で出して欲しかった・・・。という一冊。別に新しい視点でもないけれども、改めて歴史を紐解く行為は確かに正しいと思う。ただ、教えられなかったとか、無意識だとしても罪深くも、過去を積極的に忘れてしまおうとしている、というような視点はちょっと違うかなと・・・。
大学の指導教官に当時言われたように、「自分が探している答えが書いてある本は、無い」のだから。正しい歴史を学校が教えてくれる、というのもかなり幻想に近い。ましてや、世界史の正史は、基本的には勝者の歴史だし、EUを神聖ローマ帝国として見ない方がおかしいとも思うくらい。
結局のところ、東京の視点でしか書けていない点も、なんというか、ある意味中世っぽい。日本という湿った、陰湿な多重性を、東京という視点から見てしまうことは、結果として、本質を見失う。天皇はやっぱり東に出張中であって、京都に戻ることになったら?、支配・非支配を超えた、日本の薄気味悪さが溢れ出る気がするけれども、そういうすでに内包した色々な前提を、たかだか第二次世界大戦の敗戦の延長から現在の問題を照射しようとすることがちょっと無理がある気がする。
それと、もう一つ。未だに世界には立憲君主制の国も沢山ある。それを神聖封建国家と言い換えたとして、その陰湿さは本当に特殊なのだろうか?社会がもし、永続的に存立しようという自意識を内包しているのだとすれば、社会そのものの陰湿さもやはり内包されているように思うし、その点について言えば、それは日本だけの問題でも無いように感じる。
著者が気づいたものは、確かに日本らしい外観かもしれ無いけれど、社会に内包されているシステムの一部に過ぎないのではないかと。確かにその語れ方は、国や地域、言葉によって様々だろう。だけれども、本来個としても全体としてもとらえられないはずの、人間の思考を、考えてみたときに、個として考えれば全体への憎悪と安心感を生むし、全体として考えれば、個の儚さと力強さに目がいってしまう。結局のところ、その両方から見てみないと、個からみた全体が気持ち悪い!といくら嘆いたところで、もともとそれはコインサイドで不可分なのだから、気持ち悪くもなる、とアドバイスをしたくなるような一冊でした。
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by myaquarium | 2015-09-27 15:40 | book

アラブが見た十字軍

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国家や民族、という概念が幻想だ、ということなのかもしれない。それが正しいが間違っているかはわからないけれども、結果的に社会を構造体として俯瞰しようとした時に、確かに界は緩やかなものだったとしても確かに存在するのだろう。それは言葉であったり、エレベーターの右左のレベルなのかもしれないけれども、違いは確かに厳然と感じることが出来るものになると思う。
昨今のドイツの対応を世界史的な振る舞いとしてみた時、現在の中東からの難民救済というメシア思考は、本当に理にかなっているのだろうか?ということがどうしても頭に過ぎり、手に取った一冊。単純に時間軸としての前後を考えた時に、歴史的役割としての国家フレームたるドイツ連邦共和国は、どこか自国のアイデンティティを欠落させたあるいは、過去ではなく未来に追い求めているという意味で、不安定な国である気がしてならない。決してそれは、揶揄しているわけでもないし、現実にそうなのではないか?ということに尽きる。それは日本のどこか陰湿な潔さとは対極をなす、真摯な浅はかさとでも言うべきか、合理性という真理のようで全く真理でない、道理から外れた思考性を感じてしまうのだ。にもかかわらず、一定の正当性を感じるのは、あたかもその難民救済という判断が、未来からの逆算による普遍的な価値に基づいた思し召しとして、見受けられてしまう。そこに道理はあるのだろうか?と思わざるを得ない。
もちろん、十字軍の話は、ドイツと直接的には関係ない。ただ、神聖ローマ帝国の化身としての現在ドイツという現状を考えると、中東問題の核心はドイツ自身の問題と言っていいと思う。もちろん、現代史ではアメリカでありロシアがそこに介在しているのはまぎれもない事実だが、主役は、ドイツだ。にもかかわらず、その政治的役割を、積極的に放棄してきた結果が、今回の難民問題に直結している。そして、何よりも今回の判断を危惧するのは、本来対応できる時間はいくらでもあったはずなのにもかかわらず、積極的にその役割を放棄してきた中で、問題が現実に感じる物理的圧力として見えてくると、いわば茶番とも言えるほどの真摯な浅はかさで、大量の移民受け入れを公言してしまったことにある。
歴史の当事者であるはずなのに、その本質的な当事者意識を欠落させたまま、ただ目の前の事象に対応した時、歴史のうねりを生む、箍を外してしまったと感じる。もちろん、異なった文化を許容し、ヨーロッパのアメリカたる「未来志向」でやっていく可能性がないとは思わない。しかし、それ自体が問題の核心ではないのだから、いつかしらける時が訪れるだろう。なぜなら、問題の所在は、シリアにではなく、ドイツにあるのだから。

という考え方も十分あり得るなと考えさせられた一冊でした。
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by myaquarium | 2015-09-23 19:34 | book

インバウンドマーケティング

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「マーケティング」の本だから仕方のないことかもしれないけれども、もし「マーケティング」が「セールス」ではないのだと今更ながらに定義するなら、結局インバウンドマーケティングというコンセプトも「セールス」の一部分に特化しすぎたアイデアではないかとは思う。(むしろセールスの方がその点では進んでいるかもしれませんね)それは、テレビ、新聞、雑誌等と言った従来のメディアを使ったメディアミックスを、ウェブの世界で突き詰めたと言えなくもないと感じた。有意義なブログは、値段も張るがTV番組と言えなくもないし。コンサル会社が出している無料のレポートの類いも一緒かもしれない。その資料請求リストからコンタクトポイントを作るというか。もっと言えば展示会とかカンファレンスとかそういうのも一緒かもしれませんね。

もちろん、ウェブならではのインタラクティブ性やレスポンスのリードタイムの無さは、その通りだと思うので、決してアイデアを否定するものでもないのだけれど、企業にとってそこまで有意義なアイデアかという視点で言うと、答えは結構Noではないかと。(政府広報担当者は世論誘導含めて学ぶべき点が多いかもしれませんが)

当たり前だけれども、結局、大切なのはマーケティング/セールスも含めた、商品のポジショニング(ブランドと置き換えても良いですが)そのものであって、一過性のセールスマーケティング戦術の繰返しは、企業にとっては企業自体のライフタイムを短くする可能性すらあると思う。

つまり、最も重要なことは、顧客の声(売れるか売れないか?)にいち早く反応し、売れるものを作り続ける、ということが企業の死活問題であってそのための戦略と結びついていないマーケティングはやっぱり流行廃れの域を出ない気がしてしまう。

いずれ、Appleでさえ、このままだと売れるものが作れなくなる日が来るだろう。それはマーケティングのせいではなく、結局、面白いもの;商品でありサービスが作られなくなればいかに頑張っても難しい。もし、マーケティングと言うのであれば、その作り手の領域まで踏み込まなければいけないし、その点で言えば、商品特性への理解は常に重要だし、それ抜きにして本質的なマーケティングはあり得ないのではないかと思う。

その点において、マーケティングと言っておきながら結局、商品への反映という決定的なプロセスに触れていない本書はやっぱり企業にとって中期的に(場合によっては短期的にでさえ)役に立つとは言いがたいのではないかと思う。

さてその上で、「限定的」な取組みとして考えてみると、確かにhttp://www.mktgengine.jp/inboundmarketingのページにあるように(本を買わなくても良いかもしれませんが・・・)「インバウンドマーケティングでは、有益なコンテンツを作成し、それらを見つけてもらい、時にはシェアしてもらえるようにすることが重要です。ターゲットとなる理想の顧客に魅力的なコンテンツを提供し、サイトに何度も訪問したくなる仕組みを作るように心がけましょう。」ということで、確かに、ANAなんかのウェブサイトとかは正にこれを地で言っているような気がする。そして囲い込みという点でも良く出来ているし、商品そのものも一貫しているとも思う。ステータスの取組みもそうだし、メール、Facebook等も網羅的に良く使えている。しかし、同じ業界で考えた時、昨今では再びLCCのような低価格を謳っているキャリアが登場して来ている。今のところ発着枠という所と安全性?という観点から上手く、バランスを取ってポジショニングが取れているとは思うので、確かにインバウンドマーケティングという手法はプラスの効果を出していると思う。
では、翻って、JALおよびLCCはどのような戦略を取るのだろうか?そしてANAは今の戦略の継続の延長で競争優位を保てるのだろうか?

思うに、しょうもないけれども、そんなことより、機内でのネット利用を無料にしたり、そもそも安かったりという商品そのものの構成要素を如何に、顧客のリクエストに対してタイムリーに応えて行くか?という方向への「マーケティング戦略」を取った方が競争優位を保てる気がやっぱりする。その意味で言うと、そもそも何で争っているのか?という正にポジショニングという戦略がまずあって、その上で本書の言う「インバウンドマーケティング」をしないと、メチャメチャな「マーケティング」になる可能性もあるのではないかと。やっぱり商品も巻き込んだ形でのPDCAにおけるマーケティングとしないとどっかおかしくなる、という印象を改めて持ってしまいました。
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by myaquarium | 2013-11-04 19:54 | book

ブルックリンフォーリーズ

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ポールオースターの小説。柴田さんの最新訳書。

オースターの愛すべき要素がすべて入っているのではないかと思う1冊。
NY、しかもブルックリン、本屋、家族、挫折からの復帰、そして友情。

「本の力をあなどってはならない。」One should never underestimate the power of books.
作家がここまで明確に自分の思いを書くことも少ない気がする。
Most lives vanish. A person dies, and little by little all traces of that life disappear.だから、本に残そうとするオースターの意思は、National story projectに通じる意識なのかなと思う。

Tokyoにもこういう作家がいると違うのにな・・・。
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by myaquarium | 2012-10-26 15:38 | book

不期明日

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2012年の今の時点で紙面をにぎわす経営者が90歳になって、私の履歴書を書いたとして、その文章は凛とした、そして心に残る文章を書けるのだろうか?

Steve Jobsのスタンフォードでのスピーチ。彼は3つのストーリーを語った。最後の1つは死についてだった(正確には死に対置した生であると思うけれど)。有名な次の台詞。
"If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?" And whenever the answer has been "No" for too many days in a row, I know I need to change something.

本書の文中にも出てくる、「しかしこちらは戦地で死線をくぐり抜けてきた身。言葉だけなら怖くもなかった。」(p.164)

死と向き合うことで正しい仕事をするその背筋が伸びた生き様が行間から伝わってくる。もちろん、戦争経験なんて無い方がいいに決まっているのだけれども。
ただ、士官として携わった戦争について、戦争の場面でも、戦後の仕事の場面でも逃げずに背負っているところに人としての器の大きさを感じるのだと思います。
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by myaquarium | 2012-10-25 15:07 | book

印度放浪

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藤原新也の本は初めて読んだ。

友達に紹介されて読んだのだけれども、本当に彼は、芸術家だと思った。

あくまで、アウトローであり、紡ぎだされる言葉は、スタイリッシュで表現として美しいけれども、よくよく読めば空虚さ、虚無感で溢れている。結局のところ、異邦人であり、旅行者でしかないその視点は、自分探しということでもなく、ただただ表現がそこにあったように思う。

そして、その表現の欲求の根底には、日本にある野性味ある美しさであったり、濃密な人間空間だったり、そういうものが失われていると憂う感覚がある。

でも、ホントにそうなのか?という気はする。

インドに広がっていた過酷さが、四季の移ろいある日本に昔からあったもの、というのは多分違うのだろうと。もちろん、明治維新にあった近代の超克と、戦後の現代の超克と言う、徹底的な断絶の中で、歴史は読み替えられ、過去は否定された中で、確かに多くのものが失われたとも思うけれども、本質的な繊細さとか、緩さ、柔らかさは、別に失われていないと思うし、そこには確かに風土の違いが現実として大きな影響を与えて、まさにただただ「違う」のだと思う。進化とかそういう文脈ではなく、違うこと、それが重要な気がする。
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by myaquarium | 2012-05-08 19:42 | book